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精神障害・発達障害の転職相談で「話が噛み合わない」と感じたら?担当者との向き合い方【運営者が解説】

精神障害・発達障害の転職相談で担当者と向き合うキャリアアドバイザーと求職者

「精神障害向けにはこのサービス」「発達障害ならこのサービス」——そんな比較記事はたくさんあります。でも私は10年以上、就労継続支援B型の現場で利用者さんを見てきて、正直に思うことがあります。サービス選びよりも、目の前の担当者とどう向き合うかで結果は大きく変わる、ということです。この記事では、精神障害・発達障害それぞれで起きやすい「担当者とのすれ違い」と、その乗り越え方を運営者の立場からお伝えします。

目次

精神障害の方に起きやすいすれ違い

精神障害のある方は、症状の特性上、発言がネガティブになりやすい傾向があります。「どうせ自分には無理だと思います」「うまくいく気がしません」——本人にとっては素直な気持ちの表れですが、担当者はこれを「やる気がないのかな」と受け取ってしまうことがあります。そしてその担当者の表情や態度の変化を本人が敏感に感じ取り、さらに落ち込んでしまう。この悪循環は、担当者が悪いわけでも本人が悪いわけでもなく、単に「伝わっていない」だけなんです。

発達障害の方に起きやすいすれ違い

発達障害の方の場合は少し違うパターンが起きます。担当者は「Aだから、こういう理由でBになって、結果としてCをおすすめします」と、実際には丁寧に筋道立てて説明しているのですが、その論理展開についていけず、ピンとこないことがあります。何度説明されても腑に落ちないまま話が進み、担当者の表情がわずかに変わる。そのとき本人は「よくわからないけど、また怒らせてしまった」という、理由のわからない申し訳なさだけを抱えてしまいます。担当者は怒っているつもりはまったくないのに、です。

なぜこのすれ違いが起きるのか

ネットで「精神障害とは」「発達障害とは」を調べれば、症状の説明はいくらでも出てきます。でも、それだけを知っていても、目の前の相手が今どう感じているかまではわかりません。担当者も人間なので、初対面で相手の特性を完全に理解することはできない。だからこそ、対策は「担当者の知識に期待する」ことではなく、「自分から伝える」ことにあります。

自分から伝える、という選択

面談の最初に、担当者から「どんな障害をお持ちですか?今まで困ったことがあれば教えてください」と聞いてくれるのが理想です。障害のことを尋ねるのは失礼だと感じる担当者もいるかもしれませんが、私はむしろ逆だと思っています。相手を知ろうとしないまま、人生の岐路の相談に乗る方がよほど失礼です。

とはいえ、すべての担当者が最初に聞いてくれるとは限りません。その場合は、勇気を出してこちらから伝えてみてください。
「私の障害について、そして苦手なこと、今まで困ったことについて、先にお話ししますね」
このひと言があるだけで、担当者はあなたに合わせた説明の仕方に調整しやすくなります。

それでも理解を示してもらえないときは

ここまで伝えても、話がかみ合わないまま進んでしまうこともあります。その場合は、遠慮せずにサービスの本部窓口に相談してかまいません。
「担当の方が私の障害について理解しようとしてくれず、話がかみ合いません。担当を変えていただけますか」
これは決してわがままではなく、正当な申し出です。担当者との相性が合わないまま無理に転職活動を続けるより、早めに環境を変える方が、結果的に良い転職につながります。

転職エージェントと就労移行支援、両方の選択肢を知っておく

ここまで担当者との向き合い方をお伝えしましたが、そもそも「今すぐ転職エージェントに登録して求人を紹介してもらう」段階にいない方もいると思います。転職活動そのものに不安がある場合は、まず就労移行支援で準備を整えるという選択肢もあります。

転職エージェント(すぐに求人を紹介してほしい方向け)
dodaチャレンジ。障害者雇用専門で求人量が豊富。担当者とのやり取りは本記事で解説した向き合い方が活きてきます。

就労移行支援(訓練・準備から始めたい方向け)
atGPジョブトレ発達障害コースは発達障害特化で、特性理解を前提にした通所訓練から始められます。

Neuro DiveはIT・データサイエンス分野に強く、専門スキルを身につけてから就職を目指したい発達障害の方に向いています。

就労移行支援に通うメリットは、実はスキルの習得だけではありません。私が現場で見てきた中で大きいと感じるのは、通所を通じて自分自身の障害特性への理解が深まり、「自分も相手も困らないための対処法」を見つけ出す機会になるという点です。この記事で触れた「担当者に自分から障害のことを伝える」というのも、実は簡単なようで難しいことです。就労移行支援では、スタッフと数か月〜2年ほど継続して関わる中で、こうした自己理解と伝え方そのものを少しずつ練習できます。転職エージェントとの短い面談でいきなり実践するより先に、まず就労移行支援でその土台を作っておく、という順番も十分にありです。

(マイナビパートナーズ紹介は転職エージェントとして案内予定ですが、現在提携審査中のためリンクは承認後に追加します。各社の徹底比較は障害者雇用に強い転職エージェントおすすめ比較でも解説しています)

まとめ

精神障害・発達障害という「診断名」だけでサービスを選んでも、担当者との相性まではわかりません。むしろ大事なのは、自分の特性を先に伝える勇気と、合わないと感じたときに担当を変える選択肢を知っておくことです。この記事が、転職活動での「なんでこんなにしんどいんだろう」を少しでも減らすきっかけになれば嬉しいです。

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