「atGP」で検索すると、「atGP転職」「atGPエージェント」「atGPジョブトレ」という似た名前のサービスがいくつも出てきて、どれを使えばいいのか分からなくなった方も多いのではないでしょうか。実際、これらを混同したまま紹介している記事も少なくありません。
結論から言うと、atGPの公式サイトでは、atGP転職は「求人検索・スカウトサービス」、atGPエージェントは「担当者がつく障害者専門の転職支援」、atGPジョブトレは「就労移行支援(訓練を通じて就職準備をする福祉サービス)」と位置づけられており、目的も対象者も異なります。この記事では、就労系の障害福祉サービスを運営してきた立場から、各サービスの違いと、どれを選ぶべきかの判断基準を解説します。
atGP転職・atGPエージェント・atGPジョブトレ、結局どれを使うべき?
名前が紛らわしい3つのサービス
いずれも株式会社ゼネラルパートナーズが運営する「atGP」ブランドのサービスですが、性質は大きく異なります。atGP転職は、自分で求人を検索したり、企業からスカウトを受けたりするサービスです。atGPエージェントは、担当者が求人の紹介や書類・面接の準備をサポートする転職支援で、すぐに転職活動を始めたい方向けです。一方atGPジョブトレは、原則2年間事業所に通いながらビジネススキルや障害特性への対処法を身につける就労移行支援で、就職の「準備」に重点を置いています。
当サイトでも、これらを一度混同して紹介してしまったことがあります(以前は「atGP転職」を担当者がつく転職エージェントとして説明していましたが、公式サイトの区分に合わせて訂正しました)。名前が似ている分、利用者側も同じ混乱をしやすいポイントだと感じています。
判断の分かれ目は「障がい者雇用での就業歴」
就労系の福祉サービスを運営する立場から、利用者に「結局どれを使えばいいの?」と聞かれたときの判断基準はシンプルです。障がい者雇用枠での就業歴がすでにある方は「atGPエージェント」や「atGP転職」、就業歴がない方(初めて障がい者雇用枠で働く方)は「atGPジョブトレ」を検討するのが基本の考え方です。担当者に相談しながら進めたい方はatGPエージェント、自分のペースで求人を探したい方はatGP転職が向いています。
これは、障がい者雇用枠での就業経験がある方は、自分の障害特性や必要な配慮についてすでに一定の言語化ができていることが多く、転職エージェントとの短い面談でもスムーズに話が進みやすいためです。逆に就業歴がない方は、自分の特性を伝える練習や、通所という生活リズムに慣れる期間を挟んだ方が、結果的に長く働き続けられるケースが多いというのが現場での実感です。
atGP転職・atGPエージェント・atGPジョブトレの違いを整理
| 比較項目 | atGP転職 | atGPエージェント | atGPジョブトレ |
|---|---|---|---|
| サービスの種類 | 求人検索・スカウトサービス | 転職支援(担当者がつく) | 就労移行支援(福祉サービス) |
| 主な対象者 | 自分のペースで求人を探したい方 | 障がい者雇用枠での就業歴があり、担当者に相談しながら転職したい方 | 就業歴がない・初めて障がい者雇用枠で働く方 |
| 利用期間・費用 | 無料 | 無料 | 原則2年間・自治体の基準により自己負担が発生する場合あり |
| 主な内容 | 求人検索・企業からのスカウト | 求人紹介・応募書類や面接の準備のサポート | ビジネススキル習得・障害特性理解・実習・就職後の定着支援 |
こんな人はatGPエージェント・atGP転職が向いている
- すでに障がい者雇用枠で働いた経験があり、次の転職先を探している人
- 自分の障害特性や必要な配慮を、ある程度自分の言葉で説明できる人
- 担当者に相談しながら進めたい人はatGPエージェント、自分で求人を探したい人はatGP転職
atGPの評判や、利用者さんから実際に聞いた声は「atGP(アットジーピー)の評判・口コミは?」でまとめています。
こんな人はatGPジョブトレが向いている
障がい者雇用枠での就業経験がなく、自分の障害特性や対処法をまだ言語化できていない方は、まずatGPジョブトレのような就労移行支援を検討する方が、結果的に長く働き続けられる土台を作りやすいと考えています。atGPジョブトレの詳しい評判・特徴は「atGPジョブトレ(発達障害コース)の評判・口コミを徹底解説」でまとめています。発達障害以外の方向けの就労移行支援を幅広く比較したい場合は「発達障害におすすめの就労移行支援ランキング【運営者が解説】」も参考にしてください。
段階的に使う、乗り換えるという選択も
これらのサービスは、どれか一つを選んで終わりというわけではありません。atGPジョブトレで就業準備を整えたうえで、卒業後にatGPエージェントやatGP転職(または他の転職エージェント)を使って実際の求人を探す、という段階的な使い方も現実的な選択です。すでにdodaチャレンジなど他のエージェントで断られた経験がある方は「dodaチャレンジで断られたら?次に検討すべき転職エージェント3選」も参考にしてください。他社サービスも含めた一覧比較は「dodaチャレンジ・マイナビパートナーズ紹介・atGPジョブトレ・Neuro Dive・ミラトレ徹底比較」で確認できます。
まとめ
atGP転職は「求人検索・スカウトサービス」、atGPエージェントは「担当者がつく転職支援」、atGPジョブトレは「就労移行支援」で、名前は似ていても目的が異なります。判断の分かれ目は障がい者雇用枠での就業歴の有無です。就業歴がある方はatGPエージェントやatGP転職で次の転職先を、就業歴がない方はatGPジョブトレのような就労移行支援でまず土台を作ることを検討してみてください。


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